宇宙大学の「新年の顔」としてすっかり定着された、台湾の宇宙ベンチャー企業を率いる、HelioX Cosmos社CEOの張 懐謙（Bill Chang）さん。
2024年1月、記念すべき気づくセミナー第100回目の講師としてお話しいただきました。
大きく以下の3つのテーマに沿って解説され、チャプターごとに質疑応答の時間も設けました。
1.HelioX Cosmosってどんな会社？
2.台湾国家宇宙センター(TASA)から見た台湾の今後の宇宙開発＆台湾の事情
3.世界の宇宙産業の今
台湾の宇宙産業について、初めて聞いた方もそうでない方も、大枠で捉えることができたのではないかと思います。
第100回 気づくセミナー 宇宙大学(動画あり)
■開催日：2024年1月12日（金）
■講演テーマ：台湾と世界の宇宙開発について語り合おう
■告知ページ：http://ptix.at/4EPasb
■講演者：HelioX Cosmos CEO 張 懐謙氏（Bill Chang氏）
▼動画はこちらです。
https://youtu.be/8mEDcixqpiA
2023年1月、名称を変え、新たに始動した台湾国家宇宙センター(TASA)。予算がついたことで、台湾の宇宙政策の方向性に変化が生まれています。
張さんのお話から、一般の企業、部品を製造するメーカーなどと供に宇宙ビジネスを推進しようという波が来ていることがわかります。
台湾の宇宙ビジネスは10年遅れているからその分追いつこうという意見に、張さんはこう伝えます。
We need to catch up the world for at least 20 years.
（少なくとも20年は世界に追いつく必要がある。）
なぜなら、10年分追いついても、すでに世界は10年先へ行ってしまっているのだから。
皆の一歩も二歩も先を走り、台湾の人たちがどのようにしたら宇宙や宇宙産業に興味を持つか頭をひねる張さん。
今回、台湾の宇宙産業を力強く引っぱる人物は、やはり張さんだなと実感しました。
メディア掲載
SPACE Media様
https://spacemedia.jp/news/11668
張 懐謙さん 関連記事(動画あり)
台湾に宇宙ビジネスの時代を切り拓く 技術本位から顧客本位への宇宙ビジョン
張 懐謙さん プロフィール
HelioX Cosmosは台湾における唯一の月-地球経済圏事業開拓をはじめ、人工衛星打ち上げ、宇宙機材実証とライフサイエンス実験、宇宙教育そして宇宙記念飛行サービスを総合的に提供する宇宙ビジネス会社です。
ホームページ：HelioX Cosmos Co., Ltd.
【これまでの実績】
2021年1月 台湾宇宙局TASA（旧NSPO）と人工衛星打ち上げ
2021年～ 台湾初となる月着陸ミッションを推進し、2024年中に打ち上げ予定
2021年・2022年 台湾初の宇宙ステーションにおける宇宙ライフサイエンス実験を完遂
2022年 MAGOKOROXと連携し、宇宙記念飛行サービスとして台湾の中高生の祈念メッセージカードを宇宙に打ち上げた
2023年 2024年の月着陸ミッションに全力投球
【プロフィール】
【卒業】東京大学大学院 工学系研究科建築学専攻
【日本居住】8年半（2006年～2015年）
【好きな日本の食べ物】納豆、かつ味噌煮、お汁粉、つくだ煮、基本的には合わない食べ物はありません（笑）。
【好きなことわざ】「やればできる」「神様は乗り越えられない試練は与えない」
【好きな日本の場所】和歌山県紀伊大島、愛媛県松山市、福岡市、大分県由布市、長野市善光寺、住んでいた所は東京都西東京市（田無）です。
コメント