
🚀宇宙ビジネスって、特別な人だけの世界?
いいえ、そんなことはありません。
実は、身近な専門家たちが「挑戦者」を支えています。
弁護士・行政書士・社労士が語るリアルなエピソードから、
あなたも宇宙業界に一歩近づいてみませんか?
こんな方におすすめ
✔️ 宇宙ビジネスに興味がある人
✔️ 士業(弁護士・行政書士・社労士)と宇宙業界との関わりや可能性に関心がある人
✔️ 宇宙を目指す人たちのリアルな挑戦ストーリーを聞きたい人
講演者からのメッセージ
【本間先生からのメッセージ】
第1部では、宇宙ビジネスへの挑戦者を弁護士はどのように支えているのか?
顧問弁護士として、役員として、複数の側面から宇宙ビジネスに関わる弁護士の視点でお伝えします。
第3部の対談パートでは、寺内先生のこれまでのご経験や今後のご展望について深掘りできることを楽しみにしております。
士業それぞれの専門性をどう活かし、どう連携すれば、宇宙ビジネスにとって価値ある支援となるのか?
弁護士・行政書士・社労士の共通点や違いも踏まえて探っていければと思います。
【寺内先生からのメッセージ】
宇宙ビジネスに興味はあるけれど、現在、全く関係がない事業をされている中小企業の方、起業を志している方は多いと思います。
初めの一歩をどうすれば踏み出せるのか、私自身、試行錯誤の毎日ですが、そんな等身大の実体験のお話をさせていただきます。
対談では、夢を現実にしていくために考えられる様々な法律的なサポートについても深掘りしていきたいと思います。
この機会を通して、宇宙を目指す仲間が増えれば嬉しく思います。
第136回 気づくセミナー 宇宙大学

■開催日:2025年9月18日(木)
■講演テーマ
【講演&対談】士業が関わる宇宙ビジネスの現在地と展望 弁護士と、行政書士・社労士の2名が解説
■講演者
弁護士法人GVA法律事務所 宇宙・航空チームリーダー 弁護士 本間 由美子氏
特定社会保険労務士・行政書士 寺内 正樹氏
■進行
宇宙大学アンバサダー カリン パウラ氏
宇宙大学コミュニケーター 萩原 宙氏
■告知ページ
https://peatix.com/event/4541154
アーカイブ動画
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レポート記事
宇宙ビジネスを支える法務と労務のプロたち
今回の宇宙大学セミナーは、ちょっといつもと違う切り口でした。テーマは「宇宙ビジネスの現在地と展望」。登壇したのは、弁護士の本間由美子さんと、行政書士・社会保険労務士の寺内正樹さん。ロケットや衛星の話ではなく、“制度”や“人材”といった縁の下の力持ちが宇宙をどう支えているのかに焦点が当てられました。
弁護士が宇宙で活躍するって?
第一部で登場した本間さんは、宇宙航空チームを率いる弁護士。法律事務所の枠を越えて、ベンチャー企業の監査役や国の委員会にも携わっています。
中でも印象に残ったのは「月面レース」のエピソードです。
「2029年に無人レース、2037年には有人レースを月で開催する計画があります。多くの企業や大学、スポンサーが関わるため、契約や利害調整が重要になります」
月でレースなんてSFのようですが、その裏側を整理するのは現実の弁護士。夢と現実の橋渡しをしているのだと実感しました。
さらに、日本の裁判所では海外ドラマに出てくる木槌が実は使われていない、という豆知識も紹介。子供の頃はあの小槌にあこがれていたのでちょっと残念。
名刺に「月の住所」を入れる工夫
続く第二部では寺内さんが登場。会社設立や助成金申請をサポートしてきた経験豊富な行政書士・社労士です。
ユーモラスだったのは、月の土地を購入すると発行される「月の住所」を名刺に入れたエピソード。「宇宙行政書士」と名乗ることで、相手の印象に残りやすくなったそうです。ちょっとした工夫ですが、宇宙をぐっと身近に引き寄せるアイデアだと感じました。
また、宇宙活動法に基づく人工衛星の打ち上げや管理の許可申請、補助金制度の活用など、行政書士として関われる分野も紹介。宇宙というと遠い世界に思えますが、実際には身近な法律・制度の知識が活かされる場面が多いことに驚かされました。
宇宙を特別視しない視点
お二人に共通していたのは、「宇宙を特別なものに閉じ込めず、日常の延長として捉える姿勢」です。本間さんはルール整備を通じて安心できる環境をつくり、寺内さんは既存のビジネスに宇宙要素を組み合わせる工夫を提案。どちらも「自分の専門スキルからでも宇宙につながる」と感じさせてくれる内容でした。
宇宙ビジネス挑戦のチャンスは誰にでもある
今回のセミナーは、宇宙ビジネスが技術者や研究者だけのものではないことを実感できる機会でした。法律や労務といった一見お堅い分野も、宇宙に挑戦する企業にとって欠かせない支えです。
宇宙産業の広がりはこれからさらに加速し、多様な人材が関われる余地がますます増えていくはずです。
いつか宇宙ビジネスに関われることを夢見て、さっそく月の土地を購入したいと思います。
執筆:中小企業診断士 永岡 伸一
講演者&司会者 プロフィール
講演者

本間 由美子(ほんまゆみこ)氏
弁護士法人GVA法律事務所 宇宙・航空チームリーダー 弁護士
【プロフィール】
神奈川県三浦市出身。
弁護士法人GVA法律事務所 弁護士/宇宙・航空チームリーダー(第二東京弁護士会 所属)。
ブレインズテクノロジー株式会社 監査役。
一般社団法人Japan Space Law Association 理事。
株式会社アークエッジ・スペース 監査役。
一般社団法人宇宙美容機構 法務アドバイザー(プロボノ)。
一般社団法人宇宙産業機構 顧問。
令和6年度内閣府事業「我が国のロケット開発等人材基盤を強化するスキル標準に関する調査」委員
令和7年度内閣府「我が国のロケット開発等人材基盤を強化するスキル標準に関する調査」におけるステアリング委員会委員
学生時代にIT学生ベンチャー企業に参画し法務部門を担当した経験あり。
GVA法律事務所入所後は、分野にとらわれず様々な側面から企業の躍進と理念実現をサポート。
近時は、宇宙・航空チームのリーダーとして、特に同業界における法務サポートに注力。
GVA法律事務所:https://gvalaw.jp/
X:https://twitter.com/yumiben73
Instagram:https://www.instagram.com/homma_yumico/
Linkedin:https://www.linkedin.com/in/%E7%94%B1%E7%BE%8E%E5%AD%90-%E6%9C%AC%E9%96%93-71b8371a0/

寺内 正樹(てらうちまさき)氏
特定社会保険労務士・行政書士
【 プロフィール 】
1974年生まれ、神奈川県出身。
2002年、イベントディレクターを経て、28歳で行政書士事務所を開設。
2005年、お客様のニーズに、より幅広く応えるため、社会保険労務士事務所を併設。
複雑なことをシンプルに変換する「絶対的なわかりやすさ」と経営の理想と現実をつなぐ
「本音のコンサルティング」で、全国700社以上の企業の経営×労務×法務の全体最適
化を支援している。
2010年、株式会社シリウスを設立し、代表取締役に就任。
これから到来する新時代に向けたAI・ロボット・宇宙ビジネスの分野にもつながりを持った活動を展開している。
商工会議所・業界団体・経営者団体等での講演実績、新聞・雑誌・業界誌等の執筆実績も多数。
著書は「個人事業のままでは損!会社にするとゼッタイ得する!」(かんき出版)
ほか4冊。
Xのフォロワーは13,000超。
【プロフィール】https://touchmeishi.com/pro/sirius_terauchi
【X】https://x.com/sirius_terauchi
【Facebook】https://www.facebook.com/terauchimasaki
司会進行

Călin Paula(カリン パウラ)氏
宇宙大学アンバサダー
【プロフィール】
【出身】ルーマニア、ブカレスト
【卒業】奈良女子大学 文学部 人文社会学科
【日本居住】 約9年(2016年~現在、ずっと関西です)
【趣味】星空観察、フィールサイクル、瞑想、宇宙大学のイベントに参加することなど
好きな言葉は“wonderlust”。遠くへ行きたい、見たことのない場所を見たいという願望を表すこの言葉には、世界をいろいろな角度から見て、より深く理解したいという人間らしい感情が込められていると思います。
日本が好きな理由は数えきれないほどありますが、そのなかでも一番好きなのは、まるでパズルのピースのような「日本語」です。幼い頃に見たペルセウス座流星群を見た感動をきっかけに、宇宙への関心が芽生えました。日本語を学び、日本での生活という夢を叶えた今、再び心は宇宙に向かっています。
この広い宇宙と人間のつながりを、少しでも深めることに貢献できたら嬉しいと思い、日々学び続けています。
instagram : Pau11c

萩原 宙(はぎはらそら)氏
宇宙大学コミュニケーター
【プロフィール】
【出身】鹿児島県
【学歴】九州大学理学府物理学専攻 修士号取得
【来歴】鹿児島→福岡→徳島→佐賀(現在)→?
【好きなもの】宇宙論、宇宙開発、ソフトロボット、脳科学、「The Big Bang Theory」、「バイリンガルニュース」、イラスト、粘土造形、etc
「『時間』に終わりと始まりがあるのか」というのが幼いころからの一番の問い。
映画「Back to the Future」をきっかけに、科学者を志す。
しかし現実に対する憧れの相対速度は想像以上に大きく、科学者になるという夢は僕の重力圏を離れて宇宙の彼方へ。
代わりに世間と科学者のギャップを埋めるべく、サイエンスコミュニケーターに。
すると不思議なことに、就職先で元・JAXAの方に出会い、宇宙への招待券を手渡される。
現在、宇宙のどこかを漂う夢を追って、終わりのない旅の途中。
座右の銘は『パニクるな』

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