
「機動戦士ガンダム」のハロを手がけたメカニックデザイナー・大河原邦男氏によるオリジナルデザインが宇宙へ!
「誰もが宇宙ミッションに参加できること」をコンセプトとした参加型プロジェクトに挑戦中!
トヨタの宇宙ロボット「KIROBO」を成功に導いた宇宙開発のスペシャリスト・熊谷氏が登場。現在、クラウドファンディングで大きな注目を集めている「みんなのハロ」プロジェクトについて、地上での装置開発から国際宇宙ステーション(ISS)でのミッション実行まで語っていただきました。
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こんな人におすすめ
✅宇宙ビジネスや民間企業の参入に興味がある方
✅ものづくりや宇宙仕様の製品開発プロセスを知りたい方
✅「みんなのハロ」プロジェクトを応援したい方
講演者からのメッセージ

近年、宇宙開発に民間企業からの参入が活発化してます。
当初、政府主体だった宇宙開発は、今や民間が主体になりつつあります。
そのような中で低軌道における民間事業の取り組みを紹介しつつ、弊社スペースエントリーの取り組みを紹介します。
また、2026年4月7日に発表した「みんなのハロ」プロジェクト、大河原先生のデザインからはじまった本プロジェクトの経緯と宇宙ステーションへ搭載するために必要な装置開発のプロセスも紹介します。
X:https://x.com/space_entry
公式サイト:https://space-entry.co.jp/
instagram:https://www.instagram.com/space_entry_630
Youtube:https://www.youtube.com/@space_entry
第146回 気づくセミナー 宇宙大学

■開催日時:2026年5月22日(金)19:00~
■講演テーマ
~みんながエントリーできる宇宙をめざして~
〝みんなのハロ〟から始まる宇宙開発への挑戦!
■講演者
スペースエントリー株式会社 代表取締役 熊谷 亮一氏
■司会
井出 優理氏
■告知
https://spaceuniversity-260522.peatix.com
アーカイブ動画
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宇宙大学レポート
宇宙開発を「特別な専門家だけのもの」から、「誰もが参加できるもの」へ ――。
そんな思いが詰まったセミナーでした。講師はスペースエントリー株式会社代表取締役の熊谷亮一さんです。熊谷さんはISS(国際宇宙ステーション)の日本実験棟「きぼう」の開発初期から25年以上にわたり運用や利用支援に携ってきた、宇宙開発の第一人者です。
講演ではまず、地上約400kmを周回するISSと「きぼう」の構造、そして宇宙開発が政府主導から民間主導へと移行しつつある流れが紹介されました。2030年のISS運用終了後はAxiom Space(アクシオム・スペース)などの民間宇宙ステーションへ引き継がれる計画で、日本でも三井物産や三菱商事などが参入しています。
もう一つ印象的だったのは、輸送コストの変化でした。
スペースシャトル時代には、宇宙へ1kgの荷物を運ぶのに約1億円かかっていました。熊谷さんは、民間企業の参入と技術発展による輸送コストの劇的な低下によって、2030年以降は低軌道ビジネスが本格的に立ち上がるだろうと予測し、スペースエントリーを立ち上げました。
そして話題は、同社が開発を進めるロボット「みんなのハロ」へ移りました。
「機動戦士ガンダム」にてハロのデザインを手がけられたメカニックデザイナー・大河原邦男氏のデザインをベースに実機化するプロジェクトです。直径約200mmのアルミ製ボール型ロボットで、バッテリー駆動とファンによる推進機構を備え、宇宙ステーション内を移動します。LEDによるコミュニケーション機能や内部の記憶装置など、ファンにはたまらない仕掛けも盛り込まれています。
みんなのハロには「3つの世界初」が詰まっています。
民間による自律移動型宇宙ロボットであること、地上の産業用OS「ROS」を宇宙ロボットに搭載すること、そして地上と宇宙飛行士がみんなのハロを介して会話できることです。単なるロボットではなく、宇宙利用の新たな可能性を切り開く実証機として開発されていることがよく分かりました。
さらに魅力的なのは、開発そのものに一般の人々が参加できることです。クラウドファンディングを通じて、組み立てやEMC試験、振動試験といった通常は専門家しか関われない工程を体験できます。将来的には日本実験棟「きぼう」内のみんなのハロを遠隔操作し、オンライン宇宙旅行のような体験も構想されているそうです。
宇宙開発の“入口(Entry)”を広げたい ――。
スペースエントリーという社名に込められた熊谷さんの思いを象徴するようなプロジェクトだと感じました。子どものころ慣れ親しんだ存在が「みんなのハロ」として宇宙を飛び回り、その開発に自分も関われるかもしれない。そんな未来を想像しながら、宇宙が少し身近になったことを感じるセミナーでした。
執筆:中小企業診断士 永岡 伸一
登壇者 プロフィール
講演者

熊谷亮一(くまがい りょういち)氏
スペースエントリー株式会社 代表取締役
【プロフィール】
1994年、有人宇宙システム株式会社(JAMSS)に入社。
同年より、国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」の開発初期から25年以上にわたり宇
宙開発プロジェクトに従事。実験装置の開発、運用準備、軌道上での運用などを担当。
また、「きぼう」有償利用制度(注1)における複数の実証実験でプロジェクトマネージャーを歴任し、
民間企業による宇宙利用の拡大に貢献した。
2012年からは「きぼう」を活用した民間プロジェクトを推進し、トヨタ自動車の宇宙ロボット
「KIROBO(キロボ)」の開発の宇宙プロジェクトリーダーとして、世界初となる宇宙ステーションで
の民間ロボット実証を成功に導いた。その後も複数の宇宙ロボット関連事業に従事。
2021年より、avatarin株式会社にて地上ロボットのプロダクトマネージャーを務める。
2023年6月、宇宙ロボット開発を行うスペースエントリー株式会社を設立。
過去には国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の非常勤職員として技術支援にも携わる。
国際宇宙ステーションの開発当初から25年以上にわたって蓄積してきた知見と経験を活かし、宇宙ス
テーションに搭載する実験装置の開発・安全審査・運用の専門家としても活動している。
(注1)企業が利用料金を支払って「きぼう」を利用できる制度。
▼プロジェクトをチェック!
みんなのハロと宇宙へ!国際宇宙ステーション/「きぼう」日本実験棟滞在ミッション
司会進行

井出 優理(いで ゆうり)氏
【プロフィール】
現在高校二年生、中学から部活動でモデルロケットを制作。
幼少期から宇宙に魅了され、去年発表した「東京タワーをロケットにしました」で多数受賞。
現在は宇宙医学や神経科学といった多角的な視点から宇宙を学んでいます。
将来の夢は、宇宙開発などに携わる研究者。

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