鳥取県のまたの名をご存知ですか?その名も「星取県(ほしとりけん)」。星空の美しい鳥取県ならではのネーミングであると同時に、宇宙産業を創り出すという強いチャレンジ精神から名づけられた名前でもあります。
そんな星取県を誕生させた立役者が、鳥取県庁の通称「スーパー公務員」、井田広之さんです。
鳥取県は、なぜ星取県と名乗るに至ったのでしょうか。県一丸となり「星取県プロジェクト」を推進する現在進行形のストーリーをお話しいただきました。
星空の美しさが印象的な前半から、宇宙スタートアップはじめ、企業が鳥取県に注目し、集結する理由が語られる後半まで、全編通してワクワクする内容でした。
今回の井田さんのお話を聞くと、星取県に旅行へ行きたくなる方が続出するに違いありません。
また、鳥取県といえば石破茂新首相。鳥取県初の首相の誕生です。ますます目が離せませんね!
井田さんからのメッセージ
鳥取県は、地域の未来を担う産業の一つとして、宇宙産業の創出に取り組んでいます。
中でも、鳥取県が誇る鳥取砂丘を活かした「鳥取砂丘月面化プロジェクト」では、鳥取が月面開発に取り組む国内外の企業や研究者が集まり交流する拠点になることを目指しています。
鳥取砂丘月面実証フィールド「ルナテラス」の整備により、宇宙関連スタートアップ等が鳥取県内に続々と拠点を設置するなどの動きが生まれています。
第116回 気づくセミナー 宇宙大学(動画あり)
■開催日:2024年9月6日(金)
■講演タイトル:鳥取砂丘月面化プロジェクト、はじめました。~鳥取県は、地域の未来のために宇宙産業創出に挑戦中!~
■告知ページ:https://peatix.com/event/4055657
■講演者:鳥取県庁 産業未来創造課 課長補佐 井田 広之氏
▼動画はこちらから▼
https://youtu.be/PAaQNRFT7FY
【内容】
鳥取県と星取県
鳥取ならではの宇宙産業創出
鳥取砂丘月面化プロジェクト
主なルナテラスの利用実績(令和5年度)
ルナテラスの利用について
とっとり宇宙産業ネットワーク
県内企業等の連携事例
注目されている鳥取の宇宙産業創出
鳥取県の宇宙産業創出の方向性(2030年の姿)
2025年3月、月面ローバー学生全国大会をルナテラスで実施
▶Tottori Rover Challenge 2025
2025年3月22日(土)開催
鳥取県は、2016年に星取県の取り組みをスタートし、2021年に「産業未来創造課」を新設。地域の将来を支える産業の一つとして、宇宙産業を創出するチャレンジをスタートしました。
人口54万人の鳥取県ならではの、団結力と熱量を感じる点は多々あり、まず、県では、都道府県初の「星空保全条例」でサーチライトで夜空を照らすことが禁止されています。また、鳥取県全体の星空マップや星空予報、そして複数の企業が賛同し作られている星取県コラボ商品など、「鳥取県=星空の美しい県=星取県」という徹底したブランディングが行われています。
井田広之さんご自身の活動もとても興味深く、中小企業診断士という資格を生かし、公益的かつ中小企業診断士協会からの仕事に限り、公務員でも副業ができる道を切り開きました。公務員の副業というとまだまだ耳慣れない中、職場から承認を得て新たな働き方を見つけるというアクションに、働く人にとっての学ぶべきヒントがありますね。
メディア掲載
SPACE Media様
https://spacemedia.jp/news/13342
井田 広之氏 プロフィール
井田 広之(いだ ひろゆき)氏
鳥取県庁 産業未来創造課 課長補佐
【プロフィール】
鳥取県の星空と宇宙をテーマにした地域活性化構想を提唱し、地域内外に共感者を増やしながら県公式プロジェクト「星取県」を展開中。現在、宇宙産業創出に注力。また、全国各地の地域活性化&中小企業コンサルティングを副業で実施中。
Forbes JAPANからスーパー公務員に選ばれる。
テレビ東京「ガイアの夜明け」で特集される。
その他、メディア掲載多数。
これまでに、スタートアップとの連携を軸とした新規施策立案・実行により、全国知事会「先進政策大賞」、グッドデザイン賞、「読売広告大賞」優秀賞、「日本プロモーション企画コンテスト」地域キャンペーン特別賞を受賞。
経済産業省イノベーション人材育成プログラム「始動Next Innovator」一期生。
中国吉林省に1年間滞在経験あり。
神戸大学経営学部卒。
山陰合同銀行を経て、鳥取県庁入庁。
宇宙産業創出・鳥取砂丘月面化プロジェクト
https://www.pref.tottori.lg.jp/297170.htm
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